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2017-03-24 (Fri)
またピアノの話。なので、続きに(^^)。

でもどうでもいいすっごい親ばかなことをいいます。

最近このCDをよくかけて眠ります。これをかけると、
本当に久しぶり・・・思い出すだけで何年ぶりか思い出せない位久しぶりによく眠れたのです。
(いつも眠りが浅く夢ばかり見ているので「よく寝た」と思った事が無くて)
いつも本を読んでから眠るのが習慣ですが、これをかけてしまうと、どうやっても寝落ちちゃう。。。

昨日このアンスネスのCDをかけて眠りに付こうと思って、
子供に「これはね、よく眠れるCDだよ」と言ってかけたところ、
「宇宙みたいな音だね」と言って、わずか1分で寝ました。
私は彼の音を光の音と表現しましたが・・・
子供よ、子供は本当によく分かっていなさる!(長野の方言)。
子供って「本当のこと」はきっとよく知っていると思って、じわじわ~としたのでした。



最近音楽の話が続いていて、
脳内で聞いていた蓮の音はきっとアンスネスのような精神性だと思っているのだけれど、
ほかの登場人物、とりわけイギリスの先生の音がどんな音だったか、ずっとここ数ヶ月
反芻して脳裏で聞いては、そんな音を出してくれる人がいないか考えていました。



そして海外から半月以上待ってやっと届いたアンスネスが出ている2003年の音楽祭DVD♪
やっと届いて先ほど見ました。

10台近いピアノでカリスマ全員で色々な曲を合同で弾いています。
アルゲリッチにキーシン、ランラン、他有名なおじさま方(まとめてごめんなさい!!)、
今の絶対的なカリスマばかりが並び、
その中に多分もっとキャリアがあるだろうに最もさらりとしていて殆ど自分の存在感を消しながら
全体のために自然に明確な音を出している一人のピアニスト。
何かのアンテナにひっかかり、ピンと来る。
なぜこの人がそんなに気になるのか自分でも全然分からない。
皆が本当に幸せそうに楽しそうに弾く中、
ただ、この人の、音楽に集中している間の
何ともいえない静かな奥深い瞳が好きだな、と、思ったのでした。
とにかくアンスネスは目で追うとして、更に彼が気になって仕方が無い(笑)。
まるで一目ぼれ、一聴きぼれみたいな気分であります。
(アンスネスは完全に一聴きぼれ)

(私はクラシックは曲が好きな音楽鑑賞家であって、
しかもピアニストは心を預けてもいいほど
自分の理想の音を弾いてくれる人がいないと思っていたから
あまり個人を好きにはならなかったので世界について本当に詳しくない)

それで、最後まで見て名前を調べる。
ミハイル・プレトニョフ氏。
音を聴いてやっぱりこの人、イギリスの先生らしい音の人だと思った。

で、よく読むと、やっぱりロシアの方でロシア系を弾く孤高の天才だそう(笑)。
イギリスの先生の設定にぴったり。
理由無くなぜか気になるには理由があるのですねきっと(^^)

他を寄せ付けない圧倒的な技術力や明晰さとか、
脳内で聞いていたイギリスの先生の音(自分の音の方)に近いかな、と、思います。
キャラクター性は少し違うかとは思いますが(笑)。
しばらく弾きたいだけの理想のピアノが無いとか言って、
世界一の技術を持っているのに
表舞台でのピアニストを7年もさらっとやめてしまえる感じとかは、
なんだか本当にちょっと先生っぽい感じ。(その間は指揮者)

アンスネスに通じるどこか大自然を思わせる感じとか、
明晰さや感情を挟まない感じ
過度なロマンチックな表現をしない感じとか、無私な感じとか、絶妙なバランスとか
この二人には何か共通するものがあるように感じます。

でも、二人ともすごく音は明確だけれど、
アンスネスの方がもっと自由で自然、女性に近い中性的な繊細さ
プレトニョフの方が、より技術的、男性的な繊細さ
(でもやっぱり「オレの技術を聴けがない」のがすごく不思議なのに自然)、
そういう面で、私が脳裏で想像した音と精神性に近い二人かな、と、思いました(^V^)。

まーマニアックな話ですね。
でも、そういう人がやっぱりいるんだと思うと、私はとても嬉しくていられないのです。
だってピアニストは長い間念願の探し続けた音だったので。。。

プレトニョフさんは来年牛田さんと共演だそうですよ!
プレトニョフさん指揮、牛田さんピアノ。
ピアニスト同士、どんないい音を出してくれるのかすごく見に行きたい気がします。

聞き比べてくれれば、持っている本質(「無私」「自然性」)はすごく似ているけれど
表現方法や音が全然違うので面白いなと思います。

音楽は言葉よりも聴いてもらうほうが早いので、
私が何かピンときて感じていることを少しでも共有頂ければ嬉しいなと思います。

プレトニョフのラフマニノフ2番(去年のモスクワ公演らしいです)


アンスネスのラフマニノフ2番(以前ご紹介のと同じです)



プレトニョフのラフマニノフ3番(書下ろし25-2の曲ですね)


アンスネスのラフマニノフ3番(以前ご紹介のと同じです)


プレトニョフの月光


アンスネスの月光(冒頭)


月光が一番比べやすいかもしれないですね。全然違うので。
私はどっちも好き。
元々はプレトニョフ的解釈をしてDaydreamは書いたけれど、
アンスネスの出す音を聴いてびっくりしたのでした。
月光ってもっと恋しさを思う曲だと思っていたのに、
より恋人同士みたいな音、なのにこんな清潔な音ありますかって(笑)。
昼間聞いたり、よい精神性、恋人的なものを書くときはアンスネス、
夜、一人どっぷり感情に浸りたいときはプレトニョフの音、そんな感じです。

次は尚の音かな、彼の場合はもう少しカリスマ感があるから、
イメージはランランでもいいけれど・・・あそこまで奔放な音ではない気がします。
またもう少し探してみようかなと思っています。

追記:
プレトニョフとアンスネスの「ムソグルスキー 展覧会の絵」
最初~34:45 プレトニョフ
34:45秒~アンスネス

あれ、アンスネスの展覧会の絵を検索して引っかかったのに、
冒頭の弾き方が何かアンスネスらしくない、音が違う・・・
と思ったら、ちょうどプレトニョフでした、おもしろすぎです。
(英語だからすぐに分からなかった・笑)。
私と同じような事を考えた人が他にもいるんでしょうね~。
34:45~冒頭聴いたら、きっちりアンスネスの音がしてなぜかホッとしました・・・。


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